カリバタ英雄墓地
南ジャカルタのカリバタ国立中央英雄墓地(略: TMPNU Kalibata)に行ってきました。
入口で入場手続きの名前と市を記入して、警備員に身分証を預けて入る事ができた。
静かでとても綺麗に管理されていて、ジャカルタの渋滞と喧騒からは別空間となっている。
インドネシア独立戦争中に参加した戦績のある約7千人が埋葬されていて、日本人も27人の戦没者が埋葬されている。
独立の英雄としてこの墓地に埋葬されることは、インドネシアでは最高の栄誉とされている。
掃除してる人に日本人の墓は、どこにあるか聞いて、案内してもらった。インドネシア人は親切で愛想が良い。
祖国とインドネシアのために殉じた戦没者に哀悼の意を表して、心よりのご冥福をお祈り申し上げました。
たらればですが、
勝ち筋のあったインド洋での作戦を含む西進が進んでいれば、
日本は敗戦せずにアジア各国の独立戦争もなく、西側諸国の植民地から解放できた可能性もあったのでは、
との思いがふとよぎった。
牛角 ペドゥリリンドゥンギ PeduliLindungi
今日の昼食は、久しぶりに牛角で食べた。
水曜日という事もあり、客数は少ない。
入口でワクチンパスポートの登録要請があった。モール内のテナントでは珍しい。
インドネシアでは、各施設に入館する前にペドゥリリンドゥンギ「PeduliLindungi」というワクチン接種証明アプリの提示が必要で、
このQRコードを読み取り
こんな感じで入館登録が表示される。
毎回入口でするのは、なかなか面倒で、アプリの不具合で登録できなかったりすると警備員と一悶着になる場合や、テキトーな警備員も多いので、確認もせず入館できる時もある。
登録して従業員に画面を見せて、席に座ったが、メニューもまたQRコードで読み取りだった。
最近こうゆう店が増えたんだけど、選ぶ側としては、見やすい普通のメニュー表の方がありがたい。
いろんなメニューを見るのは面倒なので、最初に表示されたランチメニューのチキン丼セットを注文。
でも出てきた実物は、こんな感じ。
鶏肉が小さくなって、それを隠すように全体に海苔がかかってた。
ランチメニューで、価格は税込62,673Rp(501円)
肉は少し固かったが、味は悪くなく価格も抑えてあり満足した。
コロナ隔離期間終了後 仕事復帰 ジャカルタトイレ事情
日本の感染はピークアウトとなり少し落ち着いてきたようだが、まだインドネシアは感染者が増え続け今日のニュースでは64千人。いつになったらピークアウトとなるのだろう。
17日間の隔離病棟での入院から先週土曜日退院して、今週月曜日から久々に仕事に復帰した。
日本人の同僚からは体調は十分気をつけてと気遣いをうけ、
気のせいかローカルからは、退院明けで感染が怖いのか少し距離感を少し感じる。
コロナの影響はまったくないが、まだお腹の調整は万全ではなく少し下痢気味が続く。
退院後、日曜日から毎朝日課の朝散歩を再開するも、途中で疲れてスタバによって休憩するなど体力がかなり落ちている。
部屋に戻って、なまった身体を戻すために少しダンベルカールとスクワットをしてみたが、大したことしてないのに次の日全身筋肉痛になりちょっと辛かった。
やはり入院後の体力回復は時間がかかると実感した。
話は変わるが、最近ずっとお世話になっているトイレについてだが、ジャカルタのトイレは、TOTOが結構なシェアを確保してる。
もちろんローカルでは、水洗ではないトイレもあるが、ある程度のレベルの商業施設MALLは、水洗でウォシュレットが普通。
日本のような温水ではないが、インドネシアでは温水は必要ない。
便器の横にあるツマミをひねれば水がでるシンプルなつくりになっている。
たぶん東南アジアの中で最もウォシュレットが普及していると思う。
トイレットペーパーと消毒も設置
以前、中国に住んでいた頃は、洋式トイレが少なく、トイレットペーパーは設置されてないので、自前でティシュを持参しなくてはいけくて、紙を流すことはできなかった。それを考えるとジャカルタのトイレ事情はかなりレベルが高いと思う。
もちろん郊外に行くと手桶があったりするところもあるので、インドネシア全体でみれば、少ないとは思う。
あとモールは大丈夫だが、ハイパーはまず設置されていないから注意が必要。
中国にいた頃は、自前のテッシュをずっと携帯しなければいけなかったから、本当に楽だと思う。
最後にAEONMALL TANJUNG BARATの映像です。
インドネシア ジャカルタ コロナ隔離病棟 入院生活
インドネシアに赴任して2年半、海外ということで、仕事や私生活にいろんなトラブルがあったが、体調に関しては、特に大きな問題もなく過ごしてきた。
しかし今回ひどい下痢から、コロナ陽性で入院することになった経緯を話したいと思いブログを開設することにした。
経緯は以下のとおり。
20220127木曜日
先週からずっとお腹の調子が良くなく食欲もなく、朝食なし、お昼だけ外食、夜はバナナとリンゴとヨーグルトのみにして調整してたが下痢気味が治らず、 本日は特に腹痛と下痢の症状がひどい為、ジャカルタのマヤパダ 病院に午後3時診察を予約した。
午前会議が終了後、昼食は食べずに渋滞に気をつけて早めに出たら、かなり早く着いてしまった、午後2時過ぎに到着。
先生の診察前に体重、身長の検診を受け、待合室で診察の順番を待つが、予約したのになかなか順番がこない、4時過ぎにやっと診察を受ける。
急性胃腸炎と脱水症状との診断結果。
このまま入院するのを勧められる。
入院は遠慮したいので点滴だけ受けさせて欲しいと頼むが、外来が多くすぐ点滴を受けられない、一泊だけでの入院であれば個室部屋で点滴はすぐ受けることができる、但し入院前のPCR検査を受ける必要があると言われる。
待合室で腹痛と下痢を2時間耐えていたので、全身がだるく気力体力もなくなり、言われるままにPCR検査を受ける。
入院手続きが済み個室部屋に連れて行かれて、着替えをして薬を飲み、8時間の点滴を受ける。
インドネシアの点滴は手の甲の手首近くにするらしく、元々血管が細いこともあるが脱水症状の為、血管がわからないと私の手の甲を手でペシっペシっと叩く、インドネシアでは点滴するとき、これが普通らしい。
でも何度何度も叩かれると流石に痛い。
針も何度も刺し間違えて、左手やってダメ右手やってダメ、何度か人を呼びに行き、ベテランを呼び2人3人と人が変わるが、やる事は変わらない。頼むから腕にしてとお願いして、やっと腕にしてもらい点滴をする事ができた。
点滴をつけて腹痛と下痢で何度もトイレに行くのは大変だが、明日になったら少し良くなると期待をしてベットに横になる。
しかし深夜12時半頃に看護師がやってきて、PCR検査結果が陽性と言われ診断書を見せて、今から隔離病棟に移動しなければいけないと言われる。
急遽荷物を持って点滴しながら車椅子で移動することになる。
隔離病棟は本館の隣に少し離れて、長い連絡通路で繋がっていた。
隔離病棟はいっぱいで個室部屋が空いてない為、2人部屋になると説明される。
二人部屋に着くと少し大柄な中華系の男性がマスクなしで、携帯を見ながらベッドに横たわっていた。
カーテンで仕切ったその奥のベッドに寝る事となった。
腹痛と下痢は更にひどくなり1〜2時間毎にトイレに行った。
普通キャスター付き点滴をつけるスタンドがあると思うのだが、点滴をひっかけるスタンドはベッドに固定されているため、点滴の袋を手でもってトイレに行くことになった。
また部屋の室温がとても低く毛布2枚追加依頼して3枚でくるまって寝た。
後で確認したら表示は21.5度、設定温度14度と異常な低さであった。
また隣の男性は時々ゴホゴホと咳を続けるので、マスクをつけて隣のいびきを聞きながら寝ることにした。
20220128金曜日
次の日、点滴を受ければ、少しは楽になるとの期待が外れ、身体のだるさが痛みに変わり 、とても残念な気分。
ベットで横になっても、背中や腰が痛くて痛みを抑えるため、いろいろ体勢を変えながら、ほとんど寝れない状態。
それでも腹痛下痢は約2〜3時間ぐらいとなり、昨晩よりは少しマシになる。
点滴は8時間以上、そのあとビタミン剤他何度も取り替えて受けたが、効果をあまり感じない。
当初は回診は朝8時と聞いていたが、隔離病棟に移動した為に結局回診にきたのは、午後4時過ぎ、体温が37.8度と高い言われる。
昨日まで体温はまったく異常なかったのに。
診察は触診のみ。
早く帰りたいと希望するが、今度のPCR検査で陰性になるまで出れないと言われる。
これはまずいとせめて肌着だけでも購入をとトコペデイア(インドネシアの大手通販サイト)で手配するが流石にすぐに持ってこないので、医療サービス会社の担当に急遽依頼してサービス範囲外だが、今回は急なので特別に対応してもらった、これはほんと助かった。
支払いは担当者に直接携帯で個人口座に送金。
食事は、3食届けられるが、ほとんど食べる気はしないため、バナナとスープだけ食べた。
メニューは、弁当とスープ、果物、デザート。
あと2人部屋だから仕方ないが、隣りの人のゲーム音、電話の会話での笑い声、あとYouTubeの音声が大きいので、落ち着かず環境は良くない。
しかも喉がイガイガしてきて咳も出るようになった。
20220129土曜日
朝早く個室に変えてほしいと再度要請、確認しますとの回答後、個室部屋希望のウェイティングリストに登録したので、次に空いたら入れますとの連絡があった。
えっ!、今まで登録してなかったんかい! と突っ込みたかったが、気を取り直して、ありがとうと返答。
回診で2〜3時間の腹痛と下痢が回復しない言ったら、今日CTスキャナーと腹部エコー検査をすることになった。
でも検査したが結果どうだったか報告がないので、よくわからない。
毎日痛みと下痢で、横になるのも起き上がるのも辛い状態が続くが、痛みの度合いと下痢の間隔が少しマシになってきた。
夜、点滴を一旦外してくれた。
手が自由に動くので、久しぶりに手当て療法のレイキを真剣にお腹にしてみたところ、
その晩は腹痛と下痢で目を覚ます事は無かった。
20220130日曜日
朝、点滴がついてないので、3日ぶりに朝シャワーを浴びる事にして、新しい肌着に着替えることができた。
下痢もなく、やっと小便がちゃんと出るようになった、ありがたい。
でも身体の痛みはまだ残ってる。
朝の食事が初めてお粥のようなご飯が出てきたので食べてみた。
ご飯なのにゼリーっぽいお粥ではないけど消化には良さそう。
もっと早く出して欲しかった。でもその後、同じメニューは一回出ただけ。
本日、退院する人がいるので夕方までに入る事ができますと連絡があり、良かったと一安心。
一人部屋に移動、点滴もキャスター付きスタンドもありトイレの移動も良好。
1日点滴4パック。
朝の検診で体温が37.4度とまだ少し高い、だから身体がまだ痛いのか。血圧、脈拍は問題なし。
20220131月曜日
朝の検診で体温は37.6度また高くなってる。
でも、体調はかなり回復している。
朝の社内Web MTにも参加して、現状を報告、個室部屋に移動できた事が本当にありがたいのを伝えた。
携帯のネットでパソコンに繋げれるのだか、ひどく遅い。
しかもパソコン容量削減の為、全データOneDriveに保存してるので、データが開くまで、待ちくたびれて寝てしまうほど。これではまったく仕事は進まない。
メールは携帯で送信。
夕方検診
36.9度
脈拍98
血圧 112-81
20220201火曜日
今朝検診の体温38.0?
おかしくないか?と再度してもらうが結果は同じ。
午後
体温 37.8度
血圧 110-75
脈拍97-72
20220202水曜日
朝6時半から血液検査があった。
看護士が血を抜きながら、日本のアニメが好きで、特にワンピースが大好きだと話しかけてきた。
インドネシア人はフレンドリーだよね。
9:00散歩、同じフロアの患者が集められ、貨物エレベーターで地上に降り、仮設施設の間のスペースを歩かされた。でも体力ないので、すぐ椅子に座り休憩。その後、また集められ病棟に戻される。
11:00 PCR検査
検査結果は、明日になるらしい。
16:36検診
体温37.4
脈拍97:66
血圧107-76
20220203木曜日
10:00回診で昨日のPCR検査が陽性で、次のPCR検査は月曜日の予定と言われる、残念。
体温37.0
血圧108:66
20220204金曜日
PCR検査結果陽性のショックなのか、コロナの影響なのか、身体は少しだるくずっと寝てる状態。
20220205土曜日
体調は落ち着いてきたが、体温は測るたび日々変わる。
体温37.4
日本人の同僚から、ひげ剃り、テッシュ、着替え等差し入れありがたい。
ひさしぶりにヒゲを剃ることができ、すっきりして気分がいい。
20220206日曜日
体調は変化なし、毎日7種類くらいの薬を飲んでいる。アビガンもある。
整腸作用があるのか、酷い下痢の後だが便通は良好。
体温37.0
20220207月曜日
PCR検査を受ける。
体調もかなり良くなってきたので、もう陰性になると期待。
20220208火曜日
PCR検査結果、陽性と言われる。
さすがにショックが大きい。
いつ退院できるのか、不安になる。
次の検査は木曜日。
20220209水曜日
ローカルの同僚から、差し入れが入る。
はちみつと鼻の洗浄機器、これはなかなか良い。少し大きな注射器タイプに洗浄液を入れ、鼻に注入。
ご丁寧にYouTubeの説明付き。
その後、病院からも喉洗浄液と鼻洗浄スプレーが出される。
これもっと早くくれたら、検査結果陰性になったかもしれないのに。
早速両方とも試してみる。
20220210木曜日
朝から鼻洗浄を三回して、PCR検査を受ける。
結果は明日。
しかし回診で、先生にPCR検査は2回陰性でないと退院できないと言われる。
20220211金曜日
朝、PCR検査結果、陰性の連絡が入る。
やった〜!
あと今日のPCR検査で陰性であれば、退院できる。
また念入りに鼻洗浄を行う。
ローカルに差し入れしてもらった洗浄液、最初見た時は容量大きいなと感じたけど、もうなくなった。
PCR検査を受けるのも少し、余裕を感じる。
結果は明日。 乞うご期待。
20220212土曜日
朝、7時なかなか検査結果が出ないので催促して、結果連絡を待つ。
7時半頃に検査結果、陰性の連絡が入る。
やったー!
そのあと、8時頃すぐ回診で先生が来て、退院手続きをして、9時すぎには退院できると言われる。
やっと退院できる、嬉しい。
1月27日から2月12日、17日間の入院生活がこれで終了。
思えば、自分自身が入院したのは、初めての体験、しかもインドネシアで。
これは貴重な体験だなと帰りのタクシーに乗りながら考え、今回の経緯をブログにすることにした。
やっと外にでて普通に生活することができる幸せを感じるとともに、ずっと病院にいたので足腰が弱りふらつく感じがあるので、早く体力を回復したいと思う。
以上、初めての入院から退院までの出来事でした。