日本帰任前日
今回はインドネシアから日本帰任前日の出来事について
2022年4月1日(金)日本に帰国する事になり、インドネシア駐在3年、中国駐在7年と2012年からの海外生活10年が終わりと思うと感慨深い。
インドネシアでは、帰任1週間前にEPOという居住許可証(KITAS)を返却する手続きをする為、パスポートを預け3.4日ほどで返却される。
月曜日の朝に総務を通じて手続きエージェント会社にパスポートを預けて、フライト前日の木曜日に返却予定だったが、何時に届くのかわからないため、木曜日の午後に総務に確認するとだいたい5時半頃との事、また前日受けたPCR検査結果の証明書も同じく5時半頃にアパートに送付するとの回答だった。
だいたい1-2時間遅れるのは、いつもの事で今回もたぶん遅れるだろうと期待せず待っていたが、やはり5時半には届かず。
7時半にPCR検査検査結果証明書は届いた。
しかし肝心のパスポートは届かない。
総務のローカル担当者からエージェント会社に連絡しても、いつ着くか返事がない。
フライト時間が翌朝6時なので、夜中3時半には出発しないと間に合わないし、寝る時間もない。
夜8時を過ぎ、さすがに何かトラブルがあったのではと申請手続きのエージェント会社の日本人に確認してもらうと、遅延の理由は雨の渋滞がひどくて、あと1時間ほどでアパートに着くらしい。
という事は、これからまた1-2時間遅れるという事か。
待つ間、すぐに寝れるように風呂に入り、翌朝の出発準備も済ませて時間を見るとすでに9時半。
心配するローカル担当者から到着の問い合わせが何度かくるのだが、私に問い合わせするのではなく、運んでくる人に確認しろ!
と言いたいところだが、「Not yet!」とだけ返信。
アボートのフロントから内線があり、会いたい人がいると連絡があり、やっと来たかとホッとした。
時計を見ると10時前、8時過ぎに確認してから2時間弱、5時半予定からは5時間の遅れと思いながらフロントに行った。
フロントでは笑顔のインドネシア男性が待っていた。
この辺がインドネシアらしい、日本人はまず申し訳なさそうに遅れた謝罪をするのだが、インドネシア人はまったく悪びれた様子もない。
名前とマスクを外して顔の確認をしてからパスポートを渡された。
渡した確認のため、パスポートを持った写真を撮られせてほしいと言われる。
この辺は、しっかりしてる。
心配しているローカルスタッフ、日本人同僚にパスポートを無事受け取った連絡をした。
しばらくして、ローカルスタッフから無事着いて良かった安心したとの返信メールがあり、
最後の文章が、
「インドネシア最後の夜をお楽しみ下さい。」。
何を今から楽しむんや、寝る時間もないわ!
と思ったが、ローカルスタッフはまったく悪気はないので、対応してくれてありがとうと返信。
パスポートが戻り無事帰れるから良かった思いながら眠りについた。